時間の流れについて

時間の流れについて考える。

SF小説においては、時間の流れは「過去→未来」というところから一歩進んでそもそも時間は流れるものではないというアイデアが出てくることがある。具体的に言うとトラルファマドール星人の視点。過去と現在未来を同時に視ている存在。生と死を同時に見ていて、おそらく彼らは死を悼むことはない。なぜなら死を見ているだけでなく生も見ているから。

近頃、そういう時間の流れで物事を把握したいと思っている。何かが変わるだろうか。ただ、トラルファマドール星人は時間の流れに縛られていないが、もしかしたら別の流れに縛られている可能性はある。時間ではない、別の流れによってトラルファマドール星人が存在しているのだとしたら、彼らはどこに立っているだろう。